直接インタラクション可能な実物体指向浮世絵鑑賞システムに関する研究
 有形文化財は年月が経つにつれて劣化していくため,デジタルアーカイブに関する研究が進められている.また近年ではAR技術の確立によって,仮想空間上の物体を実世界に重畳表示することが可能になってきた.しかし,AR技術だけではデジタル文化財を直接触りながら鑑賞することは困難である.また,博物館等ではデジタル文化財に対して直接インタラクション可能なシステムの実現が期待されている.そこで本研究では,実物の和紙に浮世絵を重畳表示させることにより,実物体としての触感を感じながら,仮想物体である浮世絵に対して直接インタラクション可能な鑑賞システムの開発を行っている.


ボックス2 関連業績
著書:
[1] 八村広三郎, 田中弘美, "デジタルアーカイブの新展開(八村,田中編)", 第2章: デジタル・ミュージアムの実現に向けて, ナカニシヤ出版, pp.16-37, Mar. 2012.
[2] 田中弘美, 脇田 航, 尹新, 土田 勝, 坂口義之, "デジタルアーカイブの新展開(八村,田中編)", 第7章: 有形文化財の視触覚モデリングと呈示, ナカニシヤ出版, pp.108-134, Mar. 2012.
[3] Kozaburo Hachimura and Hiromi T. Tanaka, "New Developments in Digital Archives(Kozaburo Hachimura, and Tiromi T. Tanaka eds.)'', Chapter 2: Towards the Realization of the Digital Museum, Nakanishiya Shuppan, pp.16-37, Mar. 2012.
[4] Hiromi T. Tanaka, Wataru Wakita, Xin Yin, Masaru Tsuchida, and Yoshiyuki Sakaguchi, "New Developments in Digital Archives(Kozaburo Hachimura, and Tiromi T. Tanaka eds.)'', Chapter 7: Visuo-haptic Modeling and Presentation of Tangible Cultural Properties, Nakanishiya Shuppan, pp.280-309, Mar. 2012.

学術雑誌論文:
[1] Wataru Wakita,Jiro Hara,and Hiromi T. Tanaka, "A Real-Object-Oriented Exhibition System of Ukiyo-e with Anisotropic Reflection Properties", ITE Transactions on Media Technology and Applications, vol.2, no.3, pp.209--216, July 1, 2014.

国際会議論文:
・全文査読付:
[1] Yuki Takeda, Jiro Hara, Wataru Wakita, Yoshiyuki Sakaguchi, and Hiromi T. Tanaka, "Development of a Portable Anisotropic Reflectance Measurement System for Modeling and Rendering of Bidirectional Texture Functions", ACM SIGGRAPH 2012 Posters, vol.38, Aug. 2012.
[2] Wataru Wakita, Jiro Hara, Hiromi T. Tanaka, ``A Real Object Oriented Ukiyo-e Exhibition Interface,'' Proceedings of the Haptic and Audio Interaction Design 2011 (HAID2011), Ritsumeikan University Biwako Kusatsu Campus, Japan, Aug. 25--26, 2011.

・要約査読付:
[1] Wataru Wakita, Jiro Hara, and Hiromi T. Tanaka, ``A Real Object Oriented VisuoHaptic Interaction System for Anisotropic Reflection Rendering of Ukiyo-e,'' The 13th IEEE International Conference on Computer Vision(ICCV2011), Demonstration, Fira de Barcelona, Barcelona, Spain, Nov. 10, 2011.

国内会議論文:
・アブストラクト査読あり:
[1] 脇田 航, 小里篤史, 田中弘美, "浮世絵の異方性反射特性の提示方式に関する検討", 第17回 日本バーチャルリアリティ学会大会, Sep.14, 2012.
[2] 原 次良, 脇田 航,田中 弘美, ``実物体思考浮世絵展示システム'', 第16回日本バーチャルリアリティ学会大会,公立はこだて未来大学,Sep 21, 2011

・査読なし:
[1] 武田祐樹, 原 次良, 脇田 航, 坂口嘉之, 田中弘美, "ポータブル光学異方性反射測定装置を用いた異方性反射モデリング手法の提案 ", MIRU2012,第15回 画像の認識・理解シンポジウム, 福岡国際会議場, 福岡市, Aug.6, 2012.

展示活動:
[1] 文部科学省 平成22~24年度科学技術試験研究委託事業「デジタル・ミュージアムの展開に向けた実証実験システムの研究開発」複合現実型デジタル・ミュージアム 成果一般公開, 立命館大学朱雀キャンパス, 京都府, July 13-18, 2013.
[2] 文部科学省 平成22~24年度科学技術試験研究委託事業「デジタル・ミュージアムの展開に向けた実証実験システムの研究開発」複合現実型デジタル・ミュージアム 成果報告会, 立命館大学びわこくさつキャンパス, 草津市, May 12-13, 2013.
[3] 脇田 航, 小里篤史, 田中弘美, "浮世絵の異方性反射特性の提示方式に関する検討", 技術展示, 第17回 日本バーチャルリアリティ学会大会,慶応義塾大学日吉キャンパス, Sep.12-14, 2012.
[4] Wataru Wakita, Jiro Hara, and Hiromi T. Tanaka, ``A Real Object Oriented VisuoHaptic Interaction System for Anisotropic Reflection Rendering of Ukiyo-e,'' International Symposium Human Body Motion Analysis with Motion Capture, Demonstration, Ritsumeikan University, Jan. 21, 2012.
[5] Wataru Wakita, Jiro Hara, and Hiromi T. Tanaka, ``A Real Object Oriented VisuoHaptic Interaction System for Anisotropic Reflection Rendering of Ukiyo-e,'' The 13th IEEE International Conference on Computer Vision(ICCV2011), Demonstration, Fira de Barcelona, Barcelona, Spain, Nov. 10, 2011.
[6] 原 次良,脇田 航,田中 弘美, ``実物体指向浮世絵展示システム'', 第16回日本バーチャルリアリティ学会大会,公立はこだて未来大学, Sep 20-22, 2011.

マスメディア報道:
[1] ``仮想世界で鉾に「乗る」 立命大で祇園祭デジタル展,'' 京都新聞, Jul 13, 2013. [LINK]
[2] ``山鉾 3Dで体験…立命館大に11種の装置,'' 読売新聞, Jul 13, 2013.
[3] ``祇園祭を疑似体験   立命館大、18日まで,'' 産経新聞, Jul 13, 2013. [LINK]
[4] ``ぐるっと関西 おひるまえ▽京都・初おひろめへ!乗って触れる祇園祭,'' NHK関西(2府4県), Jun. 20, 2013.
[5] ``ニュース610 京いちにち▽京これ!初おひろめへ!乗って触れる祇園祭,'' NHK京都放送局, Jun. 19, 2013.
[6] ``祇園祭を疑似体験 研究披露,'' NHK関西(2府4県), May 13, 2013.
[7] ``ニュース610 京いちにち▽祇園祭をバーチャルに再現,'' NHK京都放送局, May 12-13, 2013.
[8] ``おうみ発610 ▽祇園祭のバーチャル体験,'' NHK大津放送局, May 12-13, 2013.
[9] ``振動、音… 祇園祭を疑似体験 立命大研究、最新デジタル駆使,'' 京都新聞, May 12, 2013. [LINK]

外部資金:
[1] ``複合現実型デジタル・ミュージアム,'' 文部科学省科学技術試験研究委託事業「デジタル・ミュージアムの展開に向けた実証実験システムの研究開発」, 研究期間:2010--2012年度.
[2] ``京都アート・エンタテインメントの時空散歩,'' 文部科学省研究開発事業「デジタル・ミュージアム実現のための研究開発に向けた要素技術及びシステムに関する調査検討」, 研究期間:2009年度.
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