立命館大学情報理工学部メディア情報学科 田中弘美

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研究紹介

  • リアルタイムシミュレーション

研究背景

近年,描画処理を行なうためのハードウェアであるGPUを汎用計算に用いるGPGPUが注目を集めている.
GPUはシンプルな演算ユニットを多数搭載しており,これらが並列に動作する構成になっているため並列計算においてはCPUより 高い演算処理を行なうことができる.そのため,物理シミュレーションなどでの活躍が期待されている.

研究目的

本研究では,GPUを用いたリアルタイム手術シミュレーションシステムの構築を目指す.

  • GPUを用いた変形計算の並列化による高速化
  • オンラインリメッシュ型柔軟物モデルのためのGPUに適した並列化手法の実現

手法

GPUは連続性のあるデータには効率的にアクセスを行なうことができるが不連続なデータに関しては弱い. オンラインリメッシュを行なうとデータが不連続になってしまうため,オンラインリメッシュが起ってもデータの連続性を 失わないようにする.


大規模並列計算機

結果


CPUとGPUの変形計算に要した時間

メンバー

PD 田川 和義

M2 佐々木 康行

研究業績

学会発表

  1. 佐々木康行,田川和義,田中弘美"適応的四面体ボリュームメッシュに基づくオンラインリメッシュを伴う変形計算のGPUによる高速化の検討",情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会(Mar.2010).
  2. 佐々木康行,田川和義,田中弘美"オンラインリメッシュ型柔軟物シミュレーションのGPUによる高速化",第55回ヒューマンインタフェース学会研究会 人工現実感(Jun.2010).